株式会社クワザワ

飯川 凱都 さん Iikawa Kaito
経済学科 2018年度卒業 / 小樽潮陵高等学校出身

環境に配慮した建設資材の提案で
未来のまちづくりに貢献していきたい

 建設資材の商社で、生コンクリートを作る際に使う混和剤の営業を担当しています。建物の用途や構造を理解し、最適な配合を決定する際には、営業職の私も技術職同様に試験に参加してテストを繰り返します。配合時の計算には数学の知識も必要なため、経済学部でミクロ・マクロ経済を学んだ時の経験が役に立っています。石狩市の大型商業施設では、コンクリート床の鏡面仕上げが求められたので、早く固まって研磨にも耐える特殊な配合で応えました。このように、自分が関わった仕事が建物という形で残るというのが大きなやりがいです。コンクリートの製造時にはCO2が排出されるため、多種多様な材料を活用してコンクリート自体の使用量を減らす試みが進んでいます。札幌都心の再開発事業にも、地球環境に配慮した建設資材の提案という形で貢献していきたいと思っています。

私の4年間の学び

1年次
高校卒業後に1年間オーストラリアに留学した経験があり、もっと英語力に磨きをかけたいと思って短期大学部英文学科に進学。苦手だった文法の克服に努めました。
2年次
英文学科への編入学を目指していましたが、社会に出る前に、今の自分に不足している分野を学ぶことも大事ではないかと考えて、経済学科を目指すことを決意しました。
3年次
経済学科に編入学。3年次からの専門科目に加え、1・2年次で取得するべき必修科目の履修もあり、周囲についていくために、とにかく必死で勉強した1年間でした。
4年次
営業職に絞って就職活動をする中で、工務店を営む父の影響もあって建設資材の会社を考えるようになり、第一志望だったクワザワから内定をもらうことができました。

MESSAGE
受験生たちへメッセージ

 経済は難しい、そう考えている人もいるかもしれません。実は私もその一人でした。実際に学んでみると、経済学とは人間の行動や心理そのものであり、世の中の仕組みを理解するための学問でした。世界で推進しているSDGsにも経済的な視点は不可欠です。この学科で経済の基礎から応用まで学ぶことで、今後の社会の変化にも対応できるようになれると思います。

インタビュー内容は、2021年11〜12月に取材したものです。

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