総務省 北海道管区行政評価局
- 沼里 勇汰 さん Numari Yuta
- 経済法学科 2018年度卒業 / 札幌英藍高等学校出身
社会の課題に気づく視点を養い
より良い行政のために尽くしたい
行政評価局は、誰もが暮らしやすい社会を実現するために行政上の様々な課題を抽出し、現地調査などを通じて関係府省に改善を促す機関です。国民の生の声を行政サービスの向上に反映できることに、大きなやりがいを感じています。調査テーマは行政全般に及ぶため、制度や仕組みを勉強するだけでなく、「なぜこのような仕組みになっているのか」など、社会の課題に気づく力も求められます。入局1年目には、複数の施設で障がい者に配慮した環境になっているかを調査し、「利用者の立場に立って障壁をなくす」という視点を持つ難しさと重要性に気づかされました。業務上、法律や制度を読む機会が多く、北星で民法の判例の読み方を学んだ経験が役立っています。いずれは本省勤務を経験し、そこで吸収したことを北海道で活かして地域行政に貢献していきたいです。
私の4年間の学び
- 1年次
- 将来は広く人に尽くせる仕事に就きたいと考え、公務員の道を視野に入れていました。そのため合格実績が高く、試験に必要な2つの科目が学べる経済法学科に進学しました。
- 2年次
- 公務員試験の勉強に取り組んでみましたが歯が立たず、自力では難しいと一度諦めたのがこの年。ゼミでは民法の判例の読み方を深く学び、法律を理解する面白さに触れました。
- 3年次
- 学内公務員講座説明会で、公務員講座の講師が呼びかけた「一緒に夢を叶えよう」という熱い言葉に背中を押されて、一念発起。公務員講座を受講し、本気で勉強を開始しました。
- 4年次
- 3年次に就職活動をサポートしてくれていた先輩が、行政評価局に入局。仕事のやりがいや職場の風通しの良さを具体的に教えてもらったことが、進路の決め手になりました。
インタビュー内容は、2021年11〜12月に取材したものです。