2017年取材
経済学部
経営情報学科3年
プロジェクトリーダー 佐々木さん
大学1〜3年の間にYOSAKOIソーランの学生実行委員もやっていたという佐々木さん。企画を立ち上げるだけではなく、それを具現化していく中で求められる”人を動かす力”の持ち主であることが強く伝わってきました。卒業後は物流業界に進みたい、と答えてくれた大きな瞳がキラキラしていたのがとても印象的でした。
私たちのゼミは、このワインプロジェクトを通してマーケティングを学んでいます。
ワインは(浦臼町)鶴沼ワイナリーで作っていただき、私たちはどうやったらワインが売れるか、ということを商品名、ラベルデザイン、コンセプトを通して考えて活動しています。今年のコンセプトは「北海道の癒しと和みを届けるワイン」です。
ゼミは男子7人、女子8人の計15人です。人気のあるゼミなので、入る前に先生との面接がありました。ですので、すごくやる気のある学生が集まっています。
この西脇ゼミは自分たちで考えて行動することが多いので、机の上だけじゃ学べないことが得られると思って決めました。
まず「今年のワインはどういう風にするか」というコンセプトを決めて、商品名、ラベルデザイン・・と考えていきます。
5月くらいから何度か鶴沼ワイナリーにお邪魔して、生産者の方と一緒に芽かき作業をしたり、8月の鶴沼ワインフェスでは
ワインの宣伝の一環で「利きワイン大会」を開催したりしました。
収穫後、10月に発表会があり、そこで完成したワインやそれまでの活動の様子を発表させていただきました。
2月には、新千歳空港でワイン販売会を行いました。
試飲をしていただいて、購入するまでのお客様との会話が面白かったですし、お客様が試飲で気に入らなかったとしても、積極的にワインの特徴を伝えて売り込んでていくのが難しくも楽しいと感じました。
今の世の中、飛行機一本で日本各地へ行けるし、地方に住んでいてもインターネットで物をすぐ買える時代になってきていて、そういった人と物が動く裏側に興味を持ったので、物流業界に進みたいと考えています。
今はまだわからないけれど、リーダーとしてみんなの意見をまとめたり、スケジュールを立てて物事を進めていくということをしてきたので、この経験が(将来へ)繋がって行くのかなと思います。
西脇教授ゼミの「オリジナルワインプロジェクト」は、今年度活動8年目を迎え、今や北星学園大学を代表する学生プロジェクトとして大学内外に認知されてきています。ワイン製造を通して生産者の方々とふれあい、またラベル製作では広告戦略を、販売イベントではマーケティングや営業と、机の上だけでは得られない、現場目線のリアルな経済を学べる場となっています。
※2017年取材