経済学部 経営情報学科 3年
城宝 龍佳さん
札幌第一高等学校出身
「好き」を究める学びを糧に
大好きな北海道に貢献したい
高い進学目標を持つ仲間とともに勉強に打ち込んだ高校時代。大学生になったら好きなことを好きなだけ学べる!とワクワクしていた。大学に入って会計学と中国語の面白さに開眼。中国の文化と経済を肌で学ぶため、台湾留学へのチャレンジを決意した。いま熱中しているのは副部長を務めるチアダンス部の活動とカフェ巡り、ジャンル不問の映画鑑賞。
経済学部 経営情報学科インフォメーション
現代の企業経営について、経営、マーケティング、会計、情報の各分野の基礎を学び、実社会で有効活用できる実践力の養成を図っています。
北海道でのびのびとキャンパスライフを楽しみたい!
進学校で毎日勉強に打ち込んでいた城宝さん。多くの友人が道外進学を目指す中、大好きな北海道でのびのびとキャンパスライフを楽しみたいと考える中で北星に出会いました。「キャンパス説明会に参加し、ドラマで見るような広くてきれいなキャンパスにびっくり!こんな所で好きなことを自由に学べるなんて夢のようだなと思いました」。
高校時代まで空手部だった城宝さんですが、大学ではチアダンス部に入部。「自分自身と向き合う空手と違い、チアダンスはチームで協力し合って技を磨き上げる所が大きな魅力。3年で副部長になると同時にコロナ禍で対面での活動やイベントが中止になってしまい、先輩から受け継いだ思いや技術を後輩たちにどう伝えるか、部長とともに日々試行錯誤しています」。
学科の枠を超えて広がる学問的好奇心。これぞ大学の醍醐味
城宝さんが経営情報学科を選んだのは、もともと経営学と情報処理に興味があったから。しかし大学で学ぶうちに会計学の面白さに目覚めました。「会計学は計算や書類の見方などが簡単そうだと思って履修したのですが、基準によって考え方や書き方が異なり、学ぶほどに奥の深さを実感。もっと深掘りしたくて、企業会計を研究するゼミに進みました」。
会計学を学ぶ中で、経済はどのように回っているのか、企業の繁栄や倒産の原因は何かといった疑問が生まれてきたという城宝さん。「自分が生活しているこの世界のお金の巡りについて詳しく知りたくなって、経済学科や経済法学科の科目にも興味が湧いてきました」。ひとつの学問への探究心が関連する学問への好奇心をかき立て、学びの裾野が広がっていくプロセスは、大学ならではの学びの醍醐味と言えるかもしれません。
春から台湾へ留学。経験を糧に北海道に貢献したい
もうひとつ、いま城宝さんが打ち込んでいるのが中国語。「高校時代に中国語を勉強して台湾の大学に進んだ友人の影響で、私も中国語を履修しました。日本の漢字と似ているし簡単だと思って学び始めましたが、発音や聞き取りがとにかく難しい!でも言語を通して文化の違いを読み取るのが面白いんです」。
もっと中国語を学びたい、自分の語学力が現地でどれだけ通用するのか挑戦したい。城宝さんの中でふくらむ想いがついに実現し、この春、派遣留学生として台湾へ渡ることになりました。「留学先には私が中国語を学ぶきっかけをくれた友人がいるので再会が楽しみ!現地の言葉と文化を肌で学ぶとともに、世界の注目を集める中国経済や、大陸と台湾の関係などについても、自分の目でしっかりと見てきたいと思っています」。
「将来は大好きな北海道に貢献できる仕事がしたい」と語る城宝さん。金融を介した地域経済の活性化、空き家問題の解消や若者の流出防止による地方創生など、夢は広がります。春からの台湾留学は、大好きな北海道をグローバルな視点で見つめ直す大きなチャンスとなるに違いありません。