経済学部 経済学科 4年
熊木 黎さん
札幌西陵高等学校出身
グローバルな視点で経済学を学び、
学部・学科を超えた交流を育む
高校時代は写真部。部長として部員をまとめたり生徒会との連携に苦労したこともあるが、その経験がゼミのフィールドワークや北星ピア・サポーターなどの活動に活きていると感じている。大学でも写真部に所属し、合宿や撮影旅行を楽しんできた。現在はゼミでフードロスの研究を行う傍ら、公務員試験に向けて勉強中。
経済学部 経済学科インフォメーション
地球規模のグローバルな視点と論理的思考能力をあわせ持ち、経済学という教養を身につけた「世界で通用する人材」の育成を目指しています。
学生目線の説明で入学後にしたいことが見えてきた
熊木さんが北星学園大学を選んだきっかけはオープンキャンパス。「ただ経済学を学ぶだけでなく、国際社会などグローバルな視点から経済を学ぶ」という学科の姿勢に共感し、この大学で学びたいと強く思ったそうです。「職員や学生サポーターの方々の対応がすごく丁寧で、学生目線で説明してもらったおかけで、入学後にしたいことを具体的に考えることができました。進路学習で来校された北星OBの方が大学時代のことを生き生きと語っていたのも印象的でした。入学後も先生と学生の距離が近く、学内は温かい雰囲気です」。
再生可能エネルギーの興味が学びの原動力に
写真が趣味で、高校生の時から道内各地に足を運んで撮影を行ってきた熊木さん。とりわけ宗谷丘陵やオロロンラインにある風力発電所の風景に心を奪われ、風力発電などの再生可能エネルギーに興味を持つようになったそうです。2年次に履修した環境経済学で火力発電所や原子力発電所の問題点、再生可能エネルギーの可能性や課題をさまざまな角度から考えたことがきっかけで、ゼミも環境経済学を選択しました。「ミクロ経済学やマクロ経済学をベースとした学問分野ですが、単純に公式を覚えて計算するのではなく、地球温暖化問題や気候変動の問題を研究するので、まさに知の最前線を勉強している実感があります」と語る熊木さん。「再生可能エネルギーを軸にしたまちづくり」というテーマで下川町や東川町でヒアリングを行い、学外のプレゼンテーション大会で発表する機会にも恵まれたそうです。
北星ピア・サポーターの活動から得たもの
充実した大学生活を送る熊木さんには、大切な居場所があります。それは、学生同士が相互に学習支援を行う組織「北星ピア・サポーター」。「活動を通してプレゼンテーションやコミュニケーションなどさまざまなスキルが身につきました。学部・学科を超えた友達にも恵まれ、放課後にカラオケやボウリングに行ったり、休日にドライブに行ったりしています。
熊木さんの目標は公務員として地域に貢献すること。「北星ピア・サポーターやゼミの活動を通じてたくさんの人々と出会い、さまざまな地域へ行き、多くのことを学びました。そうして自分に自信が持てるようになり、自分以外の誰かの役に立ちたいと思えるようになったんです」と熊木さん。4年間の学びと経験は、きっと北海道の未来を支える力となるはずです。