文学部 英文学科 2年
宮坂 いるみさん
北星学園女子高等学校出身
多様な角度から英語を学べる環境と、
充実した国際交流が決め手に。
高校時代は英語の勉強に全力を注ぎ、カナダ交換留学を経験。大学では国際ラウンジ学生チーム「HUIT」(ヒュイット)に所属し、海外からの留学生や他学科メンバーとの交流を深めている。耳の不自由な友人ともっと話したくて手話サークルにも所属。多様なコミュニケーションスキルが自分の可能性を広げてくれる喜びを実感している。
文学部 英文学科インフォメーション
豊かな知識と実践的な英語力を身につけ、グローバル化する現代社会において創造的に活躍する人材の育成を目指しています。
カナダへの交換留学が、英語を深く学びたいと思ったきっかけです
高校時代に英語を猛勉強したという宮坂さん。先生や友人の助けも借りながら自分に合った勉強法を見つけて、大学で必要になる英語の基礎をしっかり習得しました。高校2年生の時には交換留学でカナダへ。見知らぬ場所での生活は、英語力だけでなく「生きる力」も身に付くまたとない機会となりました。
大学でさらに英語の知識やスキルを伸ばしたいと考え、道内でも英語力が高く、読み書きだけでなくさまざまな角度から英語を学べる北星学園大学に進学しました。
「毎年多くの留学生を迎え入れていて、他の大学より国際交流に重点を置いている点も決め手になりました」
入学前に抱いていたイメージ通りの環境で仲間と一緒に学びを深め、多様な考え方にふれながら、宮坂さんは見識を広めていきます。
「年齢や学年に関係なく疑問点を尋ねたり教え合ったりするうちに、自分の経験や考え方が全てではないと知りました」
視点を変えることで、見えてくるものがたくさんありました
英語はライティングが苦手でスピーキングに重点を置いていた宮坂さんでしたが、英文学科では自分の書いた文章を外国人の先生に細かく添削してもらい、正しい文法で丁寧な英語を書く大切さを実感。また、話の内容を人前で構築しながら伝えたり、相手が興味を持ちやすいよう話し方や内容に工夫を凝らす技術も学び、自身の成長につながりました。
英語以外の第二外国語は、家族で台湾旅行へ行った経験から中国語を選択。楽しく学びつつも、同じアジア圏のことを何も知らない自分に気付かされたといいます。今では中国への留学も考えるほど、英語同様に関心を寄せる分野です。
もともと教職を希望していた宮坂さん。教職科目の授業では、学生の立場で学んでいたものを教師の視点から見るという点に面白さを感じていますが、「どのような職種であれいずれ人に教える立場になるし、人と関わる上でも必要なスキル」ととらえ、就職先は教職に限定せず広い範囲で考えるようになりました。
多様な人たちとの交流によって、将来への視野が広がりました
将来についていろいろな可能性を見いだすきっかけになったのが、所属している国際ラウンジ学生チーム「HUIT」の存在です。宮坂さんはここで月に一度、在学生と留学生向けの交流イベントを企画・運営しています。
学生同士でしかできない国際交流ができるのがHUITの魅力。学部も学年も異なるメンバーと一緒に活動するのはとても楽しく、英語だけでなく経済学や心理学などそれぞれの持つ経験や知識を共有し合い、チームワークを育んでいます。
「HUITで得たものは多く、視野が広がりました。私の中でとても大きな存在です」
多くの人と触れ合い、未来への選択肢が増えたことが大学での一番の収穫。そう話す宮坂さんは、先輩からも就職活動の体験談を聞きながら、2年次の今から自分がやりたい仕事の方向性を決めていきたいと考えています。