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HOKUSEI GAKUEN UNIVERSITY
HOKUSEI GAKUEN UNIVERSITY JUNIOR COLLEGE

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◀ 2015 短期大学部 生活創造学科
特集 私たちがここで学ぶ理由
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短期大学部 生活創造学科 2年

遊佐(ゆさ) 千秋(ちあき)さん

北星学園大学附属高等学校出身

就職や大学編入など
いろんな道が選べると判断

高校2年生の夏に観た映画がきっかけで、花柳界に興味を持った。短期大学部を卒業後は、金沢で芸妓修行に入ることが決まっている。生活創造学科の生活文化履修モデルに所属。学科の専門科目の他、フランス語や大学共通科目なども積極的に学んでいる。

短期大学部 生活創造学科インフォメーション

生活全般に関わる知識と実践的な技能の修得を通じて、「生活を知的に創造する」発想と能力を持った人材育成を目標としています。

短期大学部は就職や大学編入など、いろんな道が選べると考えました

 高校時代の前半まで道外の大学進学をめざしていた遊佐さんは、高校2年生の夏休み中も受験勉強に励んでいました。「勉強の合間に気晴らしで『舞妓Haaaan!!!(まいこはーん)』という映画を観たら、たちまち花柳界に魅了されてしまいました」舞妓や芸妓といった未知の世界に興味を持った遊佐さんは、図書館などで詳しく調べていくうちに、歴史あるこの文化を絶やしてはならないという気持ちになり、自分も継承者の一人としてこの世界で芸を磨いてみたいと思うようになりました。「大学進学か芸妓の道かで悩みましたが、担任の先生から“自分の生き方をどうするかが大事だ”というアドバイスをいただいて、気持ちが芸妓のほうに大きく傾きました」高校卒業と同時に花柳界に入ることも考えましたが、両親や担任の先生の勧めで北星学園大学短期大学部への進学を決めました。短期大学部を選んだのは、自分の気持ちが揺らいで将来の夢が芸妓から就職や大学編入に変わった場合にも、卒業後の進路を柔軟に選べると考えたからです。

生活文化や文学、フランス語など興味のおもむくままに学んでいます

 北星学園大学短期大学部生活創造学科の特徴のひとつに、8つの履修モデルが用意されていることが挙げられます。遊佐さんは文化という分野に興味があり、生活文化履修モデルを選びました。「この履修モデルにはフィールドワークがたくさんあります。調査テーマは各自の自由なので、発表の場で自分とは違う考え方にふれることも多く、いい刺激を受けています」
 1年生の後期に受講した「ファッション・アパレルビジネス」は、フランス語を履修するきっかけになりました。講義の中でフランス映画が上映され、非日常的な映像表現とフランス語の発音に心を惹かれたのです。「大学も同じキャンパス内にあるので、短期大学部以外の講義でも受講できる科目があります。私は大学共通科目を3つ選びました」大学の学生と同席する講義は、短期大学部とは異なる緊張感が味わえ、遊佐さんにとって貴重な時間になっています。

卒業後は芸妓の世界へ。それまでは充実した学生生活を送ります

 短期大学部に入学前は将来の夢が変わることも予想していた遊佐さんですが、芸妓への思いは一度も揺らぎませんでした。短期大学部1年の秋には、芸妓として所属する茶屋もすでに決まったということです。「場所は、城下町として歴史が古い金沢です。街並に情緒があって素敵なところです」修行の準備として、今は日本舞踊と三味線の基本を修得中。金沢に行ってからは能楽が盛んな土地柄にちなみ、お囃子のひとつである小鼓も稽古するそうです。卒業後の進路が決まっているからといって、学生生活をないがしろにしたくないという遊佐さん。本来の学業や卒業論文にしっかり取り組むとともに、接客のアルバイトを通して年齢や国籍の違う人たちとふれあったり、一人で神社仏閣などを巡り、今しかできない経験を積みたいと考えています。好奇心旺盛で行動力もある遊佐さんは、限られた時間をフルに使って充実した学生生活を送っています。

輝いています、学生生活。

金沢には3つの茶屋街が残っていて、江戸時代の建物が大切に保存されています。街並に感動しながら、金沢の友だちと散策しました。
春休みに日本舞踊などの稽古で金沢に行き、稽古の合間に観光もしました。庭園やお城を巡って、加賀百万石の城下町の風情を楽しみました。
私が所属している生活文化履修モデルのメンバーは、個性豊かな人ばかり。一緒に活動するグループ課題も多いので、みんな仲よしです。

MESSAGE BOX後輩へのメッセージ

何かやりたいことが決まっている人は信念を曲げずに突き進み、まだやりたいことが見えていない人は貪欲に己とは何かを探る、そんな学生時代を送れるよう心から応援しています。