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HOKUSEI GAKUEN UNIVERSITY JUNIOR COLLEGE

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◀ 2015 社会福祉学部 福祉心理学科
特集 私たちがここで学ぶ理由
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社会福祉学部 福祉心理学科 4年

日向(ひむかい) 健斗(けんと)さん

北海道登別明日中等教育学校出身

進路を決める出発点は
人を支援する職業への興味

国際理解や地域との関わりにも力を入れている中高一貫校で学び、高校の修学旅行ではアメリカとカナダ滞在を経験。臨床心理学への興味から本学科に進学。学業に励む一方、軽音系サークルのバンドでボーカルとドラマーを担当。趣味として、小説などの執筆にも挑んでいる。

社会福祉学部 福祉心理学科インフォメーション

個人の心理から集団心理まで心に関する理論と実践を幅広く学び、総合的・現実的に課題に対応できる人材の育成を図っています。

進路を決める出発点は、カウンセラーという職業への興味でした

 日向さんが小学校卒業後に入学した中高一貫校には、独自の教育プログラムがいろいろ用意されていました。そのひとつに、高校1年生の時のインターンシップがあります。
 「私は地元の保育所で、乳幼児の遊び相手や世話をする仕事を経験させていただきました」
 保育所での社会体験を希望したのは、人を守り、人を支える仕事に惹かれていたからです。日向さんはその後、志望大学を決める際にも、まず、人を支援するという仕事のイメージを思い浮かべ、カウンセラーという職業に興味を持ちました。そして、この職業に必要な臨床心理学を学ぼうと考えました。
 「北星学園大学には福祉心理学科と心理・応用コミュニケーション学科がありますが、私は心理学を通して人を支援する道に進みたいと考えていたので福祉心理学科を選びました」同大学では、卒業後に同大学大学院に進むと臨床心理士の資格が取得でき、カウンセラーへの道が開かれていることも魅力でした。

心理学は領域が広く、学ぶほどに心理学のイメージが変わりました

 大学で学び始めた日向さんは、心理学の領域がとても広く、臨床心理学はその中の1つの分野に過ぎないと知りました。また、大学1年で履修した「心理統計法基礎」や「心理学基礎実験」を通して、心理学は実験データや統計分析に裏付けされた学問であることがわかりました。
 最初は心理学を人の心の動きなどを観る心情的な学問だと思っていましたが、心理学実験やデータ分析に取り組みながら、非常に論理的な学問であることを理解していきました。
 「心理学に対するイメージは変わりましたが、大学3年の夏頃までは入学当初の目標通り、大学院に進んで臨床心理士の資格を取ろうと考えていました」大学3年の秋になって、日向さんはニュースで公認心理師という新しい国家資格成立の法案が国会で可決されたことを知りました。この報道をきっかけに、卒業後の進路について悩んだ末、一般企業に就職することにしました。

人と互いに高め合い、なにかを生み出す仕事をしたいと思います

 日向さんは就職活動の手始めとして、大学3年の冬に札幌市内のベンチャー企業で企画に関わるインターンシップを体験しました。「私はものを作るのが好きなので、企画立案や制作の部署に興味がありました」就職活動が解禁になる翌年の3月までに、企業や業界の研究、エントリーシート作成などの準備もしっかり行いました。
 「就職活動を開始後は、札幌はもちろん、東京で開催された企業説明会にも参加しました。志望職種は企画や制作の他、人と関わる営業職も視野に入れました」日向さんは社会に出たら、多くの人と意見を交わして互いを高め合いながら、人々の役に立つなにかを生み出していきたいと考えています。臨床心理学を学んだ集大成として、卒業論文は「大学生の自己卑下提示と自己評価の様相について」というテーマで執筆する予定です。日向さんは大学生活の中で自問自答しながら自分の道を見つけ、来春には社会という新しい世界に羽ばたいていきます。

輝いています、学生生活。

行動臨床心理学の領域を研究する西山薫教授のゼミに所属しています。ゼミ生はみんな仲がよく、「よく学び、よく遊ぶ」いい仲間です。
大学1年から軽音系サークルでバンド活動をしています。ボーカルに磨きをかけるため、数ヶ月間、ボーカル教室に通ったこともあります。
西山ゼミでは、ゼミ生が互いに自分の研究や興味・関心について真剣に発表し、それに対して質疑応答するなど活発に議論しています。

MESSAGE BOX後輩へのメッセージ

大学での専門的な学びは人生設計に大きな影響を与えるので、進路は真剣に選んでほしいけれど、失敗を怖がることはないと思います。最終的に重要なのは「行った先で何をするか」ですから。