経済学部 経済法学科 4年
榮木 成美さん
石狩南高等学校出身
興味のある法律の知識が得られ
経済も学べる幅広さに着目
高校の3年間は生徒会執行部に所属し、学校祭の企画や展示・模擬店の統括などを行った。大学ではハンドボール部に入部。大学2年修了後に退部したが、部活動で知り合った友だちとは今も交流している。民法や商法など大学で学んだ知識を活かせる仕事を志望している。
経済学部 経済法学科インフォメーション
行政、企業、金融、税務・会計などの各分野において、法律に精通した経済のスペシャリストや経済のセンスを備えた法律のスペシャリストの育成を目指しています。
ニュースで見る法律に興味をひかれ、詳しく学びたいと思いました
榮木さんは高校の勉強も生徒会執行部の活動も手を抜くことなく、まじめに取り組む生徒でした。その一生懸命な姿が担任の先生の目に留まり、北星学園大学経済学部経済法学科への進学を勧められました。
「先生からのお話がきっかけで、このような学科が北星学園大学にあることを知りました。大学のホームページを閲覧したり、キャンパス説明会に参加して、経済も法律も学べる学科であることがわかりました」榮木さんが特に着目したのは、経済学部で法律を学べる点です。以前から裁判などのニュースを見るたびに法律のことが気になっていて、大学では法律について詳しく学んでみたいと思っていたからです。「法律の専門家をめざすわけではないので、経済関連の学問にふれる機会もあって幅広く学べるところがいいなと思いました」担任の先生から紹介されて数ヶ月後、榮木さんはこの大学に進学する意志を固めました。
民法や商法を学んで、法律を身近に感じるようになりました
法律というと刑事事件を連想することが多かった榮木さんは、法律は自分の生活には縁のないものだと思っていました。しかし、大学で民法や商法を学んで、法律の中には日常生活と関わりが深いものもたくさんあることを認識するようになりました。「法律の中でも民法の分野には、お金の貸し借りにまつわる担保や債権、親族間で発生する相続、事故などに伴う損害賠償などがあります。こうした法律の中には、将来、自分も関わるかもしれないものもあると思い、身近なこととして意欲的に学べました」榮木さんにとって、企業に関する法律を定めた商法も興味深いものでした。榮木さんの言葉を借りれば、「商法は民法の会社版のようなもの」ということで、大学3年からは伊東尚美専任講師のゼミに入り、会社法を研究しています。卒業論文も会社法に関連したテーマで書き上げる予定で、様々な参考文献を読み込み、考察を重ねています。
仕事でも大学で得た知識と得意のタイピングを活かしたいです
大学4年の時期は、卒業論文と並行して就職活動にも取り組まなければなりません。榮木さんは、主に金融関連の道内企業を志望し、春から就職活動を行ってきました。
「企業説明会で企業の方からいろいろ話を聞いて、強く興味を持ったのが銀行などの金融機関でした。大学で学んできた知識が活かせる仕事ではないかと思っています」就職したら、得意なパソコンのタイピングも役に立つと考えています。榮木さんは小学生の時にタイピングゲームに夢中になったのを手始めに、腕を磨いて大学在学中にパソコン検定準2級を取得しました。卒業までにMOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)の資格取得もめざしています。「友だちとの思い出として、卒業までに国内旅行も楽しみたいと思っています」卒業論文、就職、資格取得、そして旅行と、盛り沢山の計画を1つずつ実行に移しながら、榮木さんは充実した学生生活を送っています。