経済学部 経済法学科 4年
倉崎 康太さん
札幌光星高等学校出身
2つの分野が学べる学科で
自分の可能性を模索
小学校はサッカー、中学では陸上競技、現在は人工の壁を登るボルタリングなどを楽しむスポーツマン。コンサドーレ札幌を通じてさまざまな活動をする学生企画団体に所属。就職は自動車関連企業に採用が決まっており、在学中に簿記と会計の資格取得をめざしている。
経済学部 経済法学科インフォメーション
行政、企業、金融、税務・会計などの各分野において、法律に精通した経済のスペシャリストや経済のセンスを備えた法律のスペシャリストの育成を目指しています。
経済にも法律にも興味があり、両方を学べることに期待しました
高校では理系のクラスに入っていたという倉崎さん。父が銀行に勤務していることもあり、進学志望を文系に変更した際にはごく自然に「経済学部」が頭に浮かびました。「経済学部のある大学はたくさんありますが、僕は経済だけでなく、法律にも興味があったので、両方を学べる北星学園大学経済学部経済法学科はおもしろそうだなと思いました」実際に大学で学ぶうちに、倉崎さんの興味は金融の分野に傾いていきましたが、法律に関する科目を履修できたことは視野を広げる上で有意義だったと考えています。
サークルは学外の学生企画団体に所属し、コンサドーレ札幌を通じて他大学の学生たちとイベント企画や運営を行ってきました。「この団体に入ったことで他大学にもたくさん友だちができて、学生生活がよりいっそう充実したものになりました」団体を介して親交を深めた仲間達とは、社会に出てからも交流が続いていきそうです。
高校で数学が得意だったことが金融を学ぶ上で役立ちました
倉崎さんは大学1年から2年の間、できるだけ多くの講義を履修することに専念しました。さまざまな科目を学んだ中で、特に関心を持つようになったのは金融の分野です。「大学3年からは金融や企業組織を中心に学ぶようになり、企業金融論などの科目を担当している秋森弘教授の講義をほとんど全部履修しました。教授は元証券マンという経歴をお持ちで、実社会の金融事情に精通なさっています。それで、講義以外の時間にも、興味深い話をたくさん聞くことができました」金融について理解する上で、数学が必要になることもあるといいます。倉崎さんは高校時代に理系のクラスで鍛えた数学力を発揮し、熱心に講義に取り組みました。「今、一番興味を持って学んでいるのは、株式や債券、為替など金融商品に焦点を当てた金融デリバティブズです」学生のうちに基礎知識を身につけ、将来は自分でも金融投資をしてみたいと考えています。
社会人に求められる知識を蓄えるため、簿記と会計も勉強しています
すでに自動車関連企業に就職が決まっている倉崎さんは、卒業までの学生生活を卒業論文の作成と社会人になる準備に充てる計画です。「経済法学科では卒業論文は必修ではありませんが、ゼミ研究の成果として、企業という側面からコンサドーレ札幌を考察した論文をまとめようと思っています」簿記と会計の資格取得もめざしていますが、目的は知識を蓄えることだといいます。「僕が就職する企業のお客様には会社の経営者も多いので、お客様との会話に困らないよう、資格取得を兼ねて勉強しています」就職後は独り暮らしの予定ですが、大学1年から飲食店の厨房でアルバイトをしてきたので、自炊に不安はありません。来春からは仕事も暮らしも初めてのことばかりですが、子どもの頃から好きだった自動車の仕事なので、接客・販売・サービスなど職務に求められる知識とノウハウを学び、1日でも早く1人前の社会人になりたいと張り切っています。