社会福祉学部 福祉計画学科 3年
杉本 有紀さん
札幌月寒高等学校出身
学びながら自分に合った
道を選べる幅広さが決め手
福祉について深く学べる環境に魅力を感じて、北星学園大学を志望。大学ではボランティアサークルと手話サークルに所属。大学2年の冬休みに海外福祉計画実習でカナダに渡航。大学在学中に国家資格である社会福祉士の資格を取得したいと考えている。
社会福祉学部 福祉計画学科インフォメーション
福祉サービスを必要とする人々の視点に立って、これからの社会・経済において「人と人をつなぐ」プロの育成を目標としています。
海外実習があり、就職の幅も広いので、ここで学びたいと思いました
北星学園大学で福祉について学びたいと考えていた杉本さんは、高校3年の夏にキャンパス説明会に参加しました。「福祉計画学科と福祉臨床学科の説明を聞きました。福祉計画学科には海外福祉計画実習があることを知り、興味を持ちました」説明会の話を参考に、杉本さんは福祉計画学科に進むことを決めました。
「この学科の就職先は、福祉や医療関連から一般企業や公務員までと、幅が広いところにも魅力を感じました。私はまだ将来の仕事のイメージが持てていなかったので、いろんな就職先の可能性があることも、自分にとっていい学科だと思いました」福祉計画学科に進んだ杉本さんは、入学した時から福祉を学ぶなら資格を取りたいと考えていて、在学中に社会福祉士の資格取得をめざすことを決めていました。試験本番は大学4年の冬ですが、すでに大学3年の夏までに資格取得の試験を受験するために必要な実習は終えています。
実際に海外や地域で学ぶ体験型授業に参加して、視野を広げています
杉本さんは大学2年の冬休みに、楽しみにしていた海外福祉計画実習に参加しました。「カナダに10日間行き、ビクトリア大学で講義を受けたり、福祉施設を見学しました」講義の内容は、カナダの医療や児童福祉、先住民への政策、ホームレス支援などでした。「施設見学で一番印象に残ったのは、ホームレスのサポート施設です。就職情報を検索できるパソコン設備も整っていました。施設が充実している分、カナダではホームレスが大きな社会問題なのだろうと思いました」カナダの福祉現場に触れて、日本との違いや日本の福祉を見直すこともできました。「大学3年で選択しているコミュニティワーク実習では、厚別区内のお祭りボランティアをしました」このボランティア活動は、地域で高齢者を見守るしくみを考える機会になりました。さまざまな体験や講義で視野を広げた杉本さんはまちづくりにも興味を持ち、現在、岡田直人教授のゼミで地域福祉について知識を深めています。
学部学科の枠を越える活動に参加して、友達の輪が広がりました
北星学園大学で2014年から始まったピア・サポート活動は、ピア・サポーターが在学生に向けて修学上のアドバイスなどを行うもので、杉本さんは第1回の活動に参加しました。「私自身も大学に入りたての時に履修計画に悩んだ経験があるので、学生が主体になって行う新入生オリエンテーションはきっと役立ててもらえると思いました」
この活動は、学部学科の違う人たちと友だちになる機会にもなりました。「同じ大学で学んでいながらまったく違う興味を持っている人たちの話は、いろんなことを気づかせてくれて、とても楽しいです」同じ学科の友だちとは、それぞれが行った社会福祉士実習について報告し合っています。「福祉といってもいろんな領域があるので、友だちの体験を聞くのも勉強になります」就職の志望はまだはっきり決めていませんが、大学で学んだ知識や資格が活かせる仕事に就きたいと考えています。