社会福祉学部 福祉計画学科 3年
森脇 光海さん
札幌新川高等学校出身
福祉を広く学びながら
将来、自分が進むべき道を模索
高校3年間は吹奏楽部に所属してクラリネットと広報を担当。家族で祖父を在宅介護していたことから、福祉に興味を持った。大学では社会福祉士の受験資格取得のための科目や公務員講座も履修。手話サークルや北星ピア・サポーター、ボランティア活動にも取り組んでいる。
社会福祉学部 福祉計画学科インフォメーション
福祉サービスを必要とする人々の視点に立って、これからの社会・経済において「人と人をつなぐ」プロの育成を目標としています。
幅広い分野を学びながら、将来への道を見つけたいと考えました
森脇さんは高校生の時から、祖父の在宅介護を通して福祉に興味を持っていました。 「介護される祖父本人と、祖父を介護する祖母や母をはじめとする家族、介護支援をしてくれる地域の福祉サービス提供者のつながりを見て、『困難を抱えた人が地域社会で幸せに暮らす』ということに強い関心を持ちました」 しかし、受験期にはまだ将来やりたい仕事が決められなかったので、さまざまな分野を広く学べ、福祉に関する知識も深められる北星学園大学社会福祉学部福祉計画学科への進学を決めました。多くの先輩方が北星学園大学に進学していたので、受験前からこの大学には親近感がありました。 社会福祉学部福祉計画学科に決める際には、就職状況にも注目しました。福祉・病院関連の他、公務員、教育、一般企業などへの就職実績があり、就職率も高いことから、この学部学科で学びながら将来進みたい道を見つけていこうと考えました。
学科の勉学と並行して社会福祉士と公務員の勉強もしています
社会福祉学部福祉計画学科の多様なカリキュラムを学びながら、森脇さんは福祉への理解を深めていきました。大学3年次からは岡田直人教授のゼミに所属して「地域福祉」を研究するとともに、以前からの関心領域である「高齢者福祉」についても学んでいます。 岡田教授は社会福祉士関係科目も担当されており、社会福祉士の受験資格取得をめざしている森脇さんは以前から教授と個人的に話す機会を持っていました。 「岡田ゼミは学外での活動も盛んで、3年次には警察署と連携して詐欺被害防止の寸劇を企画しています。完成した寸劇は詐欺被害防止の啓発活動の一つとして使われる予定です」 この他の活動として、森脇さんには社会福祉士の受験資格取得のための実習があります。実習先として、高齢者が通うデイサービスセンターを希望しました。就職の可能性を広げるため、3年次からは学内公務員講座も受講し、札幌市の福祉コース受験に必要な勉強に取り組んでいます。
サークルや学内活動にも、心に余裕を持って取り組んでいます
高校生の時に勉強と部活動で忙しかったので、大学ではのんびり過ごそうと考えていた森脇さんですが、気づいたら学内外でいろいろな活動をやるようになっていました。 手話サークルモナミには1年次から所属し、現在、部長を務めています。部員の中には、アクセシビリティ支援室※の支援を受けながら、学生生活を送っている聴覚障害の方もいます。 2年次からは、大学公認の学生組織である北星ピア・サポーターで活動中。また、月に3回程度、自宅近くのコミュニティカフェでボランティアも行っています。 「ボランティアは、岡田教授からのご紹介で始めました。この活動は大学で学んだことを実践に移す貴重な機会になりますし、顔馴染みのお客さまが増える楽しさもあります」 将来の目標が見えた時にどの道にでも進めるようにしっかり学び、学生らしい活動にも意欲的に取り組んでいる森脇さん。いつも笑顔になれる心の余裕を大切にしながら、充実した学生生活を送っています。 ※アクセシビリティ支援室:2016年施行の法律『障害者差別解消法』を機に本学に開設。障害のある学生及び特別な支援を必要とするすべての学生を対象として、社会的障害のない大学生活を送ることができるように支援を行っている。